たまには旅に出ようじゃないか
ひとつの願い
ひとつの願い

ひとつの願い

自分の最後の日

どんな迎え方をするのだろう

そんな風に思っていた

でも、今は少し違う

迎えに来てくれる人を選べるのならば、願いたい

私よりも先立った人ではなく、幼き頃の姿で、幼き頃の笑顔で、幼き頃の声で

私を迎えにきてくれるのなら、怖さも苦しみさえも感じることはないだろう

だから、今日から私は徳を積まねばならない

終わり方を選ぶことが

悟りなのかもしれない