今日の午後
久しぶりに「ゴースト / ニューヨークの幻」
をTVで放映していたので観た
何回か観ているから内容は熟知しているが
「ニューヨークの幻」っていう部分だけが
この映画に必要だったのかどうかいつも感じてしまう
もう30年以上も前の映画なので
特撮技術なんかも現在のCG技術には遠く及ばない
でも俳優陣の演技力でそこは何とか耐えられるかな
そんなことを考えながらあらためて観はじめた
髪型もスーツ姿も当時の流行りだ
でも主人公のパトリック・スウェイジは上品で格好いい
ストーリーは定石通りで勘がいい人なら
最後までの展開は早々に読めるだろう
それでもウーピーはウーピーらしく
「天使にラヴソングを」のデロリスのまま
ハズレ感皆無の演技を魅せてくれているよね
デミ・ムーアは彼女が今までに出演した作品の中でも
一番おとなしくて健気で可愛い女性を演じてくれている
この人は泣かせると本当に上手いと思う
切ないラストシーンはわかっていたにも関わらず
嗚咽するほどもらい泣きをしてしまった
歳のせいかな(笑)
「死」に伴う「別れ」を身近に感じるようになった年齢だけに
「愛は永遠」という台詞が心に沁みた
幸せと希望に満ちた日常を最愛の人と当たり前のように過ごす中
ふと幸せすぎる生活に不安を感じるというくだりは本当に理解できるし
幸せな日常とその先も続くであっただろう未来を奪われ
理不尽かつ納得のいかない死を迎えた主人公にとって
最愛の人を残して先に天国に行くためにはやはり
「愛は永遠」という台詞を残すことで
最愛の人を安心させたかっただろうし
自分を説得させるための一言であったのだろうね
「また会おう」
この一言が本当に響いた
きっと待ってる
ただ、急がなくてもいい
君の人生をしっかり歩んでからでいい
それを含んだお互いの気持ちがつながった証の一言だったね
久しぶりに観たけれど
良い映画だったんだなぁと
しみじみ感じた