残暑というには暑すぎる毎日が続いている。浜松では41℃を超えたという。地球が地球らしさを変えていってしまったようだ。我々の存在が邪魔になってきたという警鐘なのかも知れない。したい放題、言いたい放題、右を見ても左を見ても自分のことばかり主張している。生きることに大変と言うよりも、自分自身生きる意義がみつからなくなってきているのだろう。自分の明日から未来にかけての望みよりも、今現在気に入らない他人のことばかりをこき下ろしている人たちばかりだな。本当に切なく、寂しいことだ。
ばぁちゃんはそれでも1日を過ごしている。1秒1秒がなお大切になってきているにもかかわらず、子や孫の毎日を思い遣りながら生きている。苦労ばかりかけてきた息子として全く頭が上がらない。そんな息子でさえも責めることなく、穏やかに見守ってくれている。人生の旅の終着点は誰にでも訪れる。優しい気持ちで関わることができる時間を少しでも持ち続けたい。
見守ることと、見届けること。そして託すこと。思い遣る形をしっかりと受け止めておこう。愛していただいたかたちとして。