まもなく2月も終わり三月がやってくる。病に罹って二度目の春になる。
献身的に寄り添ってくれる妻には心より感謝。あの頃全てに見放されていた自分をこの世に引き留めてくれた人が今の妻。彼女がいなければとうに人生も終わっていたはず。
それでも自らの罪悪感にも似た感情が、ずっとこの身、心を灼き続けている。
定期的な通院時、医師の診察時でさえも診てくれる先生にもなかなか良化しないこんな自分が申し訳なくてなかなか実情を伝えられない。本当は片時も死ぬことが頭から離れない。。。生きていては皆に迷惑をかけてしまう。無理に明るく努めようとしてもそれは明らかにきっとぎこちないものであり不自然にしか見えていないはず。もう家族以外の他人と関わるのは心身が消耗するばかりでごめんだ。信用しなければ裏切られることもない。。。
信じていた人、信じていたこと。辛い思いをさせられたり、辱めを受けたことや裏切られたことも少なくはないけれど、自分も他人に同じようなことをしてきただろう。赦してもらえることばかりではあるまいし、勿論その罰は甘んじて受けなければならない。さすれば、自分は未だなお生き続けることが与えられた罰なのだろうか。それならば尚更寄り添ってくれている妻に申し訳なく考えてしまう。彼女までが罰を受ける理由などないのだから。
今や妻との時間だけが唯一の安らげるものになってしまったが、妻には心から幸せになって欲しいと願う。。。