日記
ひとつの願い
自分の最後の日 どんな迎え方をするのだろう そんな風に思っていた でも、今は少し違う 迎えに来てくれる人を選べるのならば、願いたい 私よりも先立った人ではなく、幼き頃の姿で、幼き頃の笑顔で、幼き頃の声で 私を迎えにきてく …
思い出
ちょっとしたおやつを買いに、近所のディスカウントストアに行ったね。帰りは家までかけっこしたり。手をつないで歩いた日のこと。 お父さんも君達も、笑顔に満ちていた。 もう戻れないあの日。 「我が家」とともに遠い遠いところに。 …
明け方の夢
いかにもNHKらしい舞台設定だった。 司会者が次の歌手の紹介をしかけていたが、何故か舞台袖からその歌手がすでに見えていて、観客はざわついていた。 紅白歌合戦のつもりで観ていたから、歌う曲目は「外は白い雪の夜」だと思ってい …
落陽
階段がきついと感じ始めた 先夜の就寝時、胸部に強い痛みが起こった。首元から奥歯の歯茎部分にかけて例えようのない不快な痛みが拡がる。。。典型的な狭心症の症状。 かなり前にもこんなことが頻発したことがある。ストレスだったと思 …
追憶
「お父さん❗️今度また会いにくるからね‼️」 幼い頃の姿の拓也と大和が自転車にまたがって、通りの向こうから声をかけてくる。 拓也は小学校低学年、大和は保育所くらいだろうか。 可愛い笑顔で大和が話しかけてくれる。 2人の後 …